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新しいBB用刃物をおろしました

以前よりBB部分の再タップとフェイシング工具は持っていたのですが、練馬時代ではJIS-BBしかさわることはなかったのでJIS用の刃物しか持っていませんでした。宇治に移転してからはナゼか時々、イタリアンのフレームが担ぎ込まれるケースが在りましたもので、イタリアン用のタップを用意するにあたり、工具を丸々新調致しました。

 

とか言ってますが、本当はイタリアンの刃物とフェイシングの刃物とそれを回すその他工具は、昨年の春頃に既におろしていたんですよね。

しかしいよいよ、今までのJIS用の刃物の切れ味がダメになってきて、この写真の工具用のJIS刃物を、おろしたわけなんです。

 

この工具での施工ではありませんが、競技や真剣な遊び道具としてお求め頂いた車両に関しては、だいたいBB部分の再タップとフェイシングを施工しています。

↑はMONTY/205 Kamel 2013ですね。モンティは伝統的にBBをオフセットさせているので、特に駆動側の『面』はキワの部分までビードが迫っていてばっちり入熱されているので、再タップはもちろん、フェイシング(僕は面出しって言ってますが・・)は必須ですね。

↑はOnza/Zoot DD Limited Editionです。モンティのようにオフセットされたBBではありませんが、面出し途中の絵で、面がBB軸の直角になっていないのが見てとれるかと・・ってことで、やはり施工しておきたい部分ですよね。

 

BBのベアリングがBBシェルの外側に位置するアウトボード方式のBBでない限り、面出しの効果は実はそれほど無いっちゃあ無いのですが・・でもやっておいた方が緩み辛かったり、破損を避けたりと・・一定の効果は期待出来ると考えています。