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DURCUS ONE/RECTUS 14″ 納車(その2)

続いて、分解した部品を更に分解・整備して参ります。

 

車輪が末永くガタつかないように、かつ抵抗無く回転するように、分解して再調整します。

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車軸(ハブ)を構成しているネジ類が薄く小さいため、ハブ専用の薄く仕上げられてスパナを用います。

 

車種によってネジのサイズが異なりますので、各サイズごとのハブスパナが必要です。

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ダーカスワン/レクタスでは3種類のハブスパナで作業が行えました。

 

ハブのように高負荷がかかる部分にはグリス等、粘度が高めの潤滑剤が使われます。

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グリスが不足気味な車両も少なからずですがダーカスワン/レクタスでは、適切な量のグリスがしっかり注入されています。グリスが少ない場合は、写真のようにグリスを注入しなければいけません。

 

車軸(ハブ)の点検の次はわっか(リム)の部分のゆがみやでこぼこを、車軸から延びている針金みたいなモノ(スポーク&ニップル)を締めたり緩めたりして、出来る限り真円になるよう、専用の小さなスパナで調整します。

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リムを調整するための専用の台です。自転車専用の道具で、最もよく使う道具ではないでしょうか。

 

リムの芯がハブの芯に位置しているか?っというのも、リムの真円の具合と同様に、大変重要な整備項目です。

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ヤジロベイのような専用のゲージを車輪の両面にあてがい、リムの芯を点検・調整します。

 

車輪の調整が全て完了したら、はずしたタイヤ・チューブを再び装着します。

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ダーカスワン/レクタスのエアー・バルブには車やオートバイと同じ規格の物が採用されています。空気の保持力が高く、圧の調整も適切に行えます。写真では見えにくいですが指定空気圧もタイヤの側面に示されているので、最低でも月/1回の頻度で、空気圧のチェックをして下さい。(車・オートバイと同じバルブですので、ガソリンスタンドのエアゲージ付の空気入れで作業が行えます。)

 

車輪の点検は以上で終了。続いてフレーム各部の作業に移ります!(その3へ続く。)