HARO/2013 Z12をよりよい車両とするべくご提案させて頂いている、SALTの子供向きのブレーキレバーですが、フラットランドを除いてBMXという乗り物は左右（前後）にブレーキを装備するケースは少ないことに加え、小ぶりに造られた子供向けとなると、流通量は驚くほど少ないのが実情です。
そこで思い付いたのが、右用のレバーを天地反転させて左側へ取り付けるやり方です。このやり方、ナニも僕が編み出した方法でもナンでもなくて、20インチの通常サイズのBMXでは『標準装備として右用のレバーを天地ひっくり返して左用』にしているケースが時々在りまして、別に普通に使えるんですよね。
我々日本人には少々違和感をおぼえる仕様かもしれませんが、ブレーキの件で大きなニュースになっちゃうのは日本ぐらいなモンですからね・・外人からしたら、『え、左も要るの？じゃ、右用をくっ付けとくよ！』って感じなんでしょう。（CULTの12インチでは既にそのやり方で複数台納車済みです。）
角度を少し変えて、もうちょっと横からの絵です。
手前側のレバーが天地逆さまで取り付けている方です。
逆サイドからの絵も示しておきます。ハンドルバーにバインドする部分は左右それぞれ専用の造りですが、指で握るいわゆるレバー部分の造りは、右用も左用もまったく共通です。
ですので、左右の指の感覚は、左右共に、ほぼどころかまったく同一と言ってしまってよいと思います。
後方からの絵も撮ってみましたがあまり意味が無かったかもしれません。苦笑
ハンドルバーにバインドする部分の造りが左右専用の造りなので、左右に取り付けたレバーが完璧な『左右対照』に成ることは望めないのですが、イレギュラーなアッセンブルである前情報を心得ないで仮に乗ったならば、左右非対称であることは、まず気が付かないでしょう。
出来れば右は右用、左は左用で仕上げるのが最良なのはそれはもう当たり前なのですが、入荷のメドがたたない部品で乗り出せないってのも、それはそれでうまくないわけでして・・。
簡単な部品なようですが、意外と世間では、多数の方々が必要としているモノではないんですよね、本日お題にしたアイテムも。
その利点に気が付いて更にはそういったニッチなアイテムの在庫があれば『最良の状態』に出来るのですが、幼児・子供車の場合は乗り出すタイミングも重要な要素ですので、『その時の最良の状態』を、なんとかひねり出していければ・・っと思っています。
