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OZONYS/KING of DUNCE 24″ 納車

足回りとクランク周辺をごっそりと改修しての納車となりました。

 

まずはイスを一番上げた状態。オーナーさんからは、『ある程度の移動は考えているので、可能な限り重めのギア比に換装して欲しい・・』っという要望もあったので、常にイスを上げた状態の絵を示しております。笑

トライアルのみならず、固定歯をねじ込み方式でセットするハブに取り付け可能なスプロケは12Tが最小なので、標準の14Tから交換しました。ただ、『自転車に乗りなれたら亀岡にも走りに行きたい!』っとおっしゃっていたので、標準の14Tもお渡ししております。自然地形で乗るなら24インチとはいえ、やはり18×12では、少し重いと考えているので・・。

 

大胆な穴あきリムを要望されたので菱形状に穴のあいたVIZのリムをチョイスしました。色にもこだわりがあるとみせかけて、『現在揃う色で提案して下さい。ナニが出来るか判らないってのも、それはそれで面白いので!』ってことで、前輪用のNEONのリムに赤の在庫があったので、リムカラーは赤になりました。

リムの組み換えのために後輪は一度バラしたわけですが、OZONYSのパーツブランドのBONZのRハブの軽さにちょっと驚きましたね。キングオブダンスなんてストリート色全開のモデルを出しているOZONYSですが、ストリート路線はキングオブのみで他は全て競技路線ですからね。その辺のパーツが軽いってのも、よく考えれば当たり前なのかなと。

 

前輪は純正で付いてくるBONZのハブが28Hとリアルコンペ仕様なので流用を断念。別途32Hの前ハブを用意し、丸々一式、新規で組みました。

体格・乗り方・スタイル等々・・一概に『これは使えない』と決め付けるのはよくないですよね。前輪に採用したNEONのリムはかなり脆弱ではあると思いますが、ようは使い方次第ではないかなと。20インチのリムも在るようなので、子供用の軽量ホイルを造る際に、一案として入れておきたいリムですね。

 

クランク周辺もごそっと換わってますがこの部分に付いてはリムに赤が入った流れというかほぼ勢いで、『クランクも行っときましょ!』って感じでした。

ECHOの切削&穴あきクランクは既に廃盤ですが当店でこっそり温存していたモノを発見されてしまいました。

 

『ハンドル周辺もなんかいじれるところは無いだろうか?』っと相談されたのですが、ここに付いては予算を抑えさせるとかそういった良心ではなく、純正でくっ付いてきているハンドルバーの柄や形状、またステムの角度や長さが、日本人成人男子にもぴったりのチョイスなので、無駄な交換を阻止しました。

ただヘッドセットやシートクランプに付いてはまだまだ構想があるそうなので、今後もどんどん換わって行くと思います。

 

ブレーキローターは前後180mmです。前後共に180mmが必要かは別として、太目の24インチ車輪に180mm・・凄く似合っていると思います。

R側はポストマウント台座にアダプター無しでキャリパーが乗っかって180mmに対応ですね。台座の安心感が半端無くて好印象です。

 

最後はちゃんとイスを下げてみました。で、この状態(ペダルも込み)で車体重量は約10.1kgでした。この手のジャンルの測り比べなんかやったこと無いですが、かなり軽い仕上がりではないでしょうか?

もちろん車輪を組み換えた(タイヤの話しが出ていませんが前後タイヤも換装済みです)のが軽量化の一番の原因だと思いますが、フレームはもちろん、チョイスされているパーツ一個一個が、しっかりと軽いのではないかなと・・こういったジャンルのトライアルバイクが、10数年前の熱気を呼び戻してくれると、僕は信じて疑いません。

 

購入するには数ヶ月待つ必要があると思います。また、ここのところの円安状態が続けば若干の値上がりもあるかもしれません。でもそれらマイナス要素を考慮しても、優れた1台だと思います。

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