24in_3

トルクニップルの利点に感心しております

とある問屋さんが取り扱い商品の見直しをされる際に放出されたモノを長らく当店で温存しておりましたが、この手のジャンルを渇望する人が必ず宇治でも現れると思っていたので、特に誰かにセールスするでもなく、リムコーナーに無造作にぶら下げていたのでした。

 

『24インチ・充実のラインナップ!』っとまでは言いませんが、僕目線で徐々に蓄積してきた24関連アイテムが、じわじわ動き始めています。

アトムの全てのリムがトルクニップル専用というワケではないと思うのですが、アトムを選ぶなら、トルクニップルで仕上げるリムを、やはり選びたいところですね。

トルクニップル・・簡単に言うとアルミニップルを通常のサイズよりも『オーバーサイズ化』してリムとの接触面をかせぎつつ、更にはサイズが大きくなったニップルのおかげでレンチのかかりも格段にUPしているので、無理なく高トルクがかけられる・・って感じのモノだと思います。

 

後にはこちらの車両から放出されたBONZの幅広リムを転用(部品単品では流通していないはずなので『オンリーワン』のはず!)。けして軽くはないリムですが、オーナーさんは結構体格がよく、常に、『自分が使っても壊れない仕様で・・』っと口癖のように言っておられるので・・。

ほんとはたいがいのリムを選んでも、まぁたいがい問題は起こらないのですが、オーナーさんが安心出来るモノを提供するのも仕事だと思うので、今回の車両には、このリムが最適なチョイスだと思っています。また、幅広リムにこれまた太目のクレイジーボブを合わせているので、タイヤの存在感がはんぱ無いってのも、オーナーさんに気に入って頂けた部分かと。

 

車輪の話の後にフレームが登場で順番がテレコですが、元々は、『このフレームをベースに、幼少の頃よりの憧れだったBMX的な、かっこいいダートバイクを造りたいのです・・。』っというご相談がきっかけでした。

ガチでストリートをやっている若者からすれば少々重めのクレイジーボブの採用は『?』っかもしれませんが、乗り物というのは、時には機能一辺倒よりも情緒を優先する場合も在るはずです。ハンドルアッシーやシート関連はまだまだ暫定ですので、僕はもちろんオーナーさんもまだまだ、『楽しい苦悩』が続くことでしょう。