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SALSA/VAYA/フレームセット(Charcoal・52cm) 納品準備が整いました

フレーム各部を専用の刃物にて面出しし、ヘッドやBBの圧入及び取付けが完了致しました。

 

ちょいと面倒なヘッドとBBの施工以外はご自身でじっくり吟味しながら仕上げていかれるということで、今回はこの段階での納品となります。

今回のオーナーさんの体格は僕とほぼ同じなのですが、『26インチ車輪の52サイズをあえてチョイスして、デカめに組んでみたいんです!』っとのこと。

29インチの流布で「デカい車輪のが強い。」という説が定説化しました。もちろん純粋に転がりという部分ではその定説はゆるぎないと思うのですが、『仕事帰りにちょっとやんちゃに、荒っぽく走って帰って来たいんですよねぇ。』なんてことも仰っていました。

また既に長年ロードに乗ってこられたので、『ここらでちょっと、ロードとはオモムキの違うモノに乗ってみたいというのもありまして・・・。』っとも。Vayaの路線は2013年では他ブランドでも増えつつあるようですが、26インチホイル仕様もラインナップしていたり、細かなフレームサイズ設定がなされているところは、それほど多くはないのではないでしょうか。

 

ステアリングコラムは切らずにそのまま残してあります。暫定でセットしているステムのスタックハイトは約45mm。ステムの上には10mm、下には40mmのスペーサーをあしらっている状態です。

ステアリングコラムが長くてあと50mmくらい余裕があるという状態でしたら、ある程度の予測を付けてカットし、そこへアンカーナットをセットするべきでしょう。しかし今回は少し長めとはいえ、残しておいても良い長さかな?っと思います。

もちろん組上げてポジションがかたまったら余分な部分は切ってしまうわけですが、一度切った物は戻りませんし、アンカーナットも、適当な捨てても良いようなボルトをかまして慎重に『立ち』を見ながら叩いていけば、もっと深い位置に座らせることは、特に難しい作業ではないと思います。

『切るのはポジションが決まってからでも遅くはない!』・・・僕の考えは、常にそんな感じです。煮え切らなくて済みません。

 

シマノのロード系のコンポで組まれるということで、今回は105のBBをご要望頂き、取り付けました。

ご要望次第でこの辺の面倒な作業は、商品代金とコミコミで施工することも可能です。ヘッドとBBさえクリアすればその他の組み立ては、シマノの場合は、それほど特殊工具は必要ないと思います。

 

ついつい忘れがちなのがシーポスが収まる部分です。

ここにバリが残っているとポストにキズが入りやすくなるのはもちろん、固定力もイマイチなケースが多いように思います。リーマーを通し、削った金属片と切削油をパークリで吹っ飛ばし、うっすらグリスを塗ってからのお渡しです。

 

SALSA CYCLES/VAYA/フレームセット(Charcoal)

ほぼ全てのサイズが輸入元のMXさんでも既に完売の状態です。当店では最も人気の高い54サイズと、身長が177.5cm以上ある方にお奨めの55サイズを確保しております。

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