リア・ディレイラーの車輪への巻き込みは変速不調等の予兆があるはずなので、その段階で早めに点検を・・・

リア・ディレイラーの車輪への巻き込みは変速不調等の予兆があるはずなので、その段階で早めに点検を・・・

S社のHOTROCK 24”のRD(リア・ディレイラー)が、
間接極められた系(スポークに接触して逆側にもってかれる系のやつ)の故障で昨晩担ぎ込まれました。

初見ではRDとチェーンは再生不能と判断してお客さまにお伝えしましたが、実際分解してみるとスポークの損傷からの車輪のバランス崩壊の方が重症で、車軸の玉当たり調整と複数本のスポーク交換からの車輪の組み直しに、修理費用の大半を投入しました。

コストを抑えるために、似たような車種の部品のグレードUPで『処分しといて!』と言われたRDがまだスクラップ箱に在ったので、それを数百円にて充当し、当初の予定価格におさめました。ディレイラー・ハンガーも当然曲がっていましたが、まだ硬さが残っているレベルでしたので、不調に注意を払ってもらいながら、また曲がった時はハンガーを交換か、自転車の使用を中止してもらうよう、説明し、修正で済ませました。

『いや、マズい部分全部治せよw』の声が聞こえてきそうですが、ナニにいくらかけるかは人それぞれです。正直これ系の自転車や一般自転車の性能はもうちょい良くならないものか?っとも思いますが、マニア層サイクリストの言う品質は、一般層の方々からすると高過ぎて、理解し難いのが実情です。

この辺りのグレードの車両の修理からお付き合いが始まり、10万超の車両を買って頂き、カスタマイズの面白さに開眼された方を僕は複数知っているので、代金以上に頑張りがちです。数日後わざわさ寄り道して、『めっちゃ良くなった!』と言わせたなら、僕の勝ちなわけですw

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