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幅広リムに付いて

2001~2年頃からトライアル界隈の端くれ(乗る方ではなく企画・製造の方ですが)に居たので、『ダート系全般で、リムはもっと太くなるべき・・・』っと常々思ってきておりましたが、MTB方面でもここ数年で比重の軽いカーボンリムがかなり普及してきて、幅広リムのマイナス要素である重量面も、どんどん改善されつつある印象です。

 

しかし『カーボンリムも普及してきた』とはいってもやはり1本でウン万円ですので、まだまだ一部マニアのアイテムであることに変わりはないですね。

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2013年の春頃からまずは24インチでこんな仕事を、複数件やらせて頂きました。

 

24インチもそれはそれで面白いです。特に縦方向の運動性能を求めた場合、やはり車輪径がほどほどでおさまってくれているってのは、かなり好都合です。ただ小径ゆえの転がり難さは明らかにアレでして・・・。

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昨年暮あたりからは26インチの極太リムでもって、多段ハブ&スポークの左右非対称の解消組みにて、既に5本ほど組ませて頂いております。ちなみに写真のハブは135×12mmスルーアクスル仕様ですがφ12×t1.0の軽合金管を突っ込んで10mmスルーで使う予定です。もちろんハブメイカーはそんな使い方は想定していないので、いわゆる自己ナンちゃらというヤツです。組み上がり重量は約1,270gでした。リム単体で700gちょいあるのでまぁそんなもんかなと。

 

前輪はKORE/MEGA RIMの27.5インチを用いまして、組み上がり重量は約870gでした。前後異径ですが27.5×2.1程度のタイヤをはかせた場合と26×2.35~2.4のタイヤをはかせた場合で、直径差は26のほうが10mmほどマイナスする程度ですので、前後輪の直径はほぼ近似です。

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『わざわざ面倒なことせんでも・・・』ってのはごもっともなんですが、バニーホップをしたり尻を思いっきり引いて急勾配を下りたりする場合、MTB的な車体のハンガーハイトでは、後輪とケツが当たっちゃうんですよね。27.5でも細いタイヤをはけばその手の問題はかなり解決されると思うのですが、是が非でもはきたいんですよ、めっちゃ太いタイヤをw